より良い出産・産後に向けて
妊娠中からの関わりを大切に務めています。
光岡望愛さん
森永産婦人科勤務
2021年度修了生
私は高校生の頃に妹の出産に立ち会い、命の誕生という貴重な瞬間に1番側で支えることができる助産師という職業になりたいと思い助産師をめざしました。
その後大学の看護学部を卒業し、名古屋学芸大学別科助産学専攻へ進学しました。
コロナ禍の影響もあり助産実習での分娩件数は限られてはいましたが、自身が携わったお産や他の学生が携わったお産を学内に戻って、振り返り、より良い分娩介助をするにはどうしたら良かったか考えながら演習を行ったことでアセスメント能力を高めることができ今の分娩介助にも活かされていると感じています。
また、グループ毎にテーマを決めて集団教室を企画し実施する演習もありましたが、どのようにすれば伝わりやすく楽しみながら今後に活かしていけるような内容にできるか、クラスメイトと考え実施したことが楽しかったことを覚えています。
助産師として働き始めて3年目となり数多くのお産に立ち会ってきましたが少子化の今、産婦さんにとっては一生に1度となるかもしれないとても貴重な時間をより良いものにするため日々助産ケアの向上に努めています。
自分がお産を取り上げた褥婦さんに「助産師さんのおかげでとてもいいお産になりました。」と感謝の言葉を頂くと助産師になって良かったと実感します。
現在、産前クラスの運営や助産師エコーなど妊娠期からも携わる機会があり、妊娠中から出産に向けての準備もとても重要だと実感しています。学生時代もクラス運営が楽しかったこともあり、助産師として妊娠期から出産、産後に向けて一緒に準備していけるように今後は産前の関わりについても知識を深め、クラス運営などを通し経験を重ね、出産をより良いものにできるよう助産師としてサポートしていきたいと考えています。
（2024年5月現在）