名古屋学芸大学
別科助産学専攻
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修了生の声

生命と向き合う現場で
母親と家族の思いに寄り添い、
専門性を活かした支援をしたい。

直井円香さん

安城更生病院勤務
2022年度修了生

私は高校生の頃から助産師という仕事に興味があり、助産師学校をめざしました。その頃は、生命の誕生という人々にとって幸せな時間に立ち会えることに魅力を感じ、唯一無二の仕事であることに憧れを持っていたことがきっかけでした。看護学校へ進学し、母性看護学を学び、さらに助産師という仕事を深く学び始めた時に、母性看護を学ぶ楽しさを感じるとともに、初めて関わった褥婦さんからの感謝の言葉に、やりがいを感じ助産師を志すことを決めました。

助産師学校在学中には、同じ道を進む仲間たちと信頼できる先生たちの指導の下、分娩介助や保健指導の練習に取り組んだり、国家試験に向けてともに学習を積み重ねたりととても濃い一年でした。まだ、完全にはコロナ禍を脱していない状況で、できることが限られてはいましたが、仲間の姿を見ながらお互いに刺激し合い、とても充実した学びを得られたと思います。

晴れて助産師として総合周産期医療センターで働きはじめて、まだ知識も技術も未熟で、自分が行うことに中々自信が持てず、失敗することもたくさんで心が折れそうになることもありますが、患者さんたちからのお手紙や感謝の言葉、生まれてきた元気な命に触れた時に助産師をやっていてよかったと心から思えます。

助産師という仕事は幸せばかりではなく、時に死に直面したり、苦渋の選択を迫られる場面に立ち会うこともあり、心苦しい思いをすることもありますが、母親とその家族が事実を受け入れ、前に進んでいけるように最大限のサポートができる助産師をめざしていきたいです。

今後も患者さんの思いに寄り添い、専門性を活かした支援を自信をもって提供できるよう日々精進していきたいと思います。

(2024年5月現在)

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